プラスチック包装材は、医薬品や食品の安全性や品質維持に貢献し、私たちの健康と豊かな生活を支えています。
一方、ワンウェイプラスチックである包装材を過剰に使用することは、地球環境保全の観点からも抑制していかなくてはなりません。特に陸上で廃棄されたプラスチックゴミが海に流出し、長期間分解ができずに蓄積していく「海洋プラスチックゴミ問題」は、人類だけでなく海の生態系にも影響を与えています。
当グループは、国内トップシェアのラミネートチューブをはじめとするプラスチック包装材の供給者として、人々の安心で豊かな生活と、地球環境の保全に積極的に努めていく必要があります。
共同印刷グループ企業行動憲章にもとづき、環境負荷を低減する製品の開発・設計により、自然環境や生活環境の保全・向上に努め、持続可能な社会の構築をめざしています。海洋プラスチック問題を発端とする脱プラスチック課題に対して、真摯に取り組むとともに、CO2やVOC削減など環境諸問題にも幅広く対応していきます。
推進組織としてEco-TOMOWEL プロジェクトを発足。開発、製造、販売の三位一体で戦略的な製品開発を進めます。
また、クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)や、日本バイオプラスチック協会などの関係団体と協調しながら社会課題の解決に取り組んでいます。
① 環境対応パッケージの拡販を通じてプラスチック資源の減量に貢献。
② 根幹製品へのエコ素材導入や代替素材へのリデザインを進め、将来的にサーキュラー・エコノミーに対応。
③ エコフレンドリーな製造設計を推進し、化学物質低減やプラスチック原材料の投入量の削減に貢献。
すでに市場に供給している包装材について、プラスチックの減量や代替品開発の観点で再設計し、順次リリースしています。根幹製品については、環境に配慮した原材料や素材から見直しており、早期のリリースに向けて現在試作中です。
今後も、製品ライフサイクルを通じた環境対応パッケージの開発に取り組むことで、サーキュラー・エコノミーの実現に向けた、サステナブルな社会の実現をめざしています。