パッケージ技術で社会課題を解決する

すべての人に健康と福祉を
つくる責任つかう責任
パートナーシップで目標を達成しよう

お客さまやパートナー企業とともに、持続可能な社会に貢献する技術を開発しています。

包材の機能性・利便性を損なわずに環境負荷を低減するフィルムの薄肉化、運搬・排出時に嵩を減らしCO2削減に寄与する易リサイクル化などのパッケージ技術開発を、お客さまやパートナー企業と進めています。

例えば、上下2つの持ち手で非力な人でも扱いやすく、ユニバーサル性能が高い「ハンディキューブ®」は、1容器あたりの総原材料を削減できるのが特長です。主に業務用調味液の容器や非常時用給水袋として提案をしています。容器の構造に無駄がなく、容量ギリギリまで充填でき、空容器は畳めるため廃棄性に優れます。省スペースと高い輸送効率でCO2削減に、また注ぎやすい形状は残渣を低減でき食品ロスの削減に貢献します。

また、機能性蓋材「パーシャルオープンTM」の水切りタイプは、独自技術により飲料容器(カップ)の上蓋フィルムの下にある、2枚目のフィルムに清潔な飲み口を設けられます。オーバーキャップやストローが不要で輸送・保管効率が高まり、プラスチックゴミも減容化できます。

包装事業部企画開発部 部長 成毛 慎一

包装事業部
企画開発部部長
成毛 慎一

社会課題を解決する包装技術

湿気・アウトガス吸収フィルムモイストキャッチ®

モイストキャッチ®

医薬・医療品、電子部品、精密機器などの製品は、包装過程で同封される水分の影響を受け、品質劣化、故障などの問題を引き起こす場合があります。また、保管中に発するアウトガスが原因で、開封時の悪臭を招くこともあります。そこで当部署では、水分やガスを吸収する機能性材料を樹脂と一体化した「モイストキャッチ®」というフィルムを提案しています。モイストキャッチ®は高い吸収能力を持つため、乾燥剤を入れることなく袋内を乾燥状態に保つことができます。そのため、包装材として使用いただくことで、さまざまな製品の劣化トラブルを解決し、シェルフライフの延長を実現することができます。

技術開発本部 産業資材製品開発部 木村 紗央里

技術開発本部
産業資材製品開発部
木村 紗央里

身離れ機能性フィルムセパシートTM

身離れ機能性フィルムセパシートTM

粘性食品の身離れに優れた、食品向けの包装用フィルムです。フィルム内側に使用している樹脂そのものに身離れ機能を練り込むことで、優れた身離れ機能を実現しました。この機能により、フィルム内側から内容物の粘体物が無理なくきれいに剥がれるため、取り出しやすくなります。イージーピールで容易に開封できるタイプもラインアップしており、内容物の取り出し時に作業者の負担を低減し、作業効率向上に貢献します。また、フィルム内側への付着残留が低減することから、内容物を無駄なく使用でき、お客さまのコスト削減、さらには食品ロス削減にも貢献します。

技術開発本部 包材製品開発部 担当課長 川取 康博

技術開発本部
包材製品開発部
担当課長
川取 康博
  • 本特集に記載の所属・役職は、すべて2019年11月時点のものです