kpcsr2019
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化学物質マネジメント 化学物質の適正な管理と削減を目的に「化学物質適正管理指針」に基づき、「グリーン調達部会」を推進組織の核として、事業所ごとに「化学物質管理部会」を設置しています。印刷関連法規を中心とした、5万件におよぶ法規制と化学物質のマスターデータを作成するとともに、新規購入資材については安全データシート(SDS)を登録し、法規制への対応や、製品への使用低減、お客さまへの情報提供、社員の安全衛生に活用しています。 サプライヤーに対しても「グリーン調達ガイドライン」を公表し、サプライチェーン全体で化学物質の適正管理を進めています。 グループ全体で2020年までに、PRTR指定化学物質の排出量を2010年度比で50%削減することを目標に掲げて活動した結果、前年比4.9%の低減、2010年度比では59.9%の低減と環境目標を達成しました。代替品への変更や作業方法の見直しなどでより一層の削減に取り組み、目標達成の継続に努めます。廃棄物削減とリサイクル推進 2018年度は順調に廃棄物の削減とリサイクル化を進め、廃棄物総量は前年から0.5%の削減、リサイクル率は中期目標の99.7%に到達しました。ゼロエミッション※は主要8事業所すべてにおいて達成を継続しました。※工場から発生する最終処分量の総廃棄物比1%未満、または総発生量比99%以上の再資源化とする自社基準◆ PRTR指定化学物質 取扱量・排出量推移◆ 廃棄物総量の推移◆ リサイクル率の推移ゼロエミッション達成 10年連続地球とともに 生態系に深刻な影響を与える海洋プラスチックごみが国際的な問題となっています。当グループは生活・産業分野向けの包装材の供給者として、環境負荷が少ない材料による製品開発や紙などの代替素材の研究、使用原料が少ない包材の開発を進めています。また、生活・産業資材部門の各工場では、河川や海に投棄された廃プラスチックごみの回収活動を継続的に行っています。2018年度には経済産業省主導で設立された「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)」へ参画しました。業界の垣根を越えて、海洋プラスチックごみ問題の解決に取り組んでいきます。 海洋プラスチックごみ問題への取り組みTOPICSCLOMAのロゴ 37

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