健康経営 健康経営への取り組みが重要な経営課題であることを明確にするため、2018年に「グループ健康経営宣言」を策定し、社長を責任者とする「健康経営推進チーム」を設置しました。従業員やその家族の健康確保と増進に一層注力し、より働きやすい職場の実現をめざします。● 安全衛生管理体制 従業員が生き生きとして力を発揮できる、安全で働きやすい職場環境を確保するため、「グループ安全衛生方針」のもと、労使同数の委員による「安全衛生委員会」を中心に活動しています。リスクアセスメントによる危険予防と安全衛生巡視を行い、安全衛生管理体制の維持・向上に努めています。● 従業員の健康管理 当社は、従業員の健康増進に向けてさまざまな検診を実施しています。特定保健指導では、共同印刷健康保険組合に協力して、社員が参加しやすい環境を整えるなど、積極的に支援しています。有機溶剤を取り扱う職場では、適正な作業環境の確保と有機溶剤健康診断を実施しています。● メンタルヘルス体制 産業医・精神科専門医による「メンタルヘルス相談」、社外相談機関による「従業員支援プログラム(EAP)」を導入しています。またストレスチェックを実施する一方で、管理職に「ラインケア研修」を行うなど、メンタルヘルス不調の予防と早期発見に努めています。休職者には「職場復帰プログラム」を用意して復帰を支援しています。● 長時間労働削減の取り組み 労働時間の実態把握のため、イントラネット上で勤務状況を確認できるシステムを構築しています。一定時間を超える時間外労働には上司にアラート通知を行い、生産性と健康管理を勘案しながら過重労働の未然防止を図っています。時間外労働が月80時間に達した社員は産業医面接を必須とし、健康面をケアしています。 2019年1月からは、終業時間から次の日の始業時間まで最低9時間を確保する勤務間インターバル制度を試験導入するなど、従業員が心身ともに健康な状態で活躍できる環境を整えています。社員とともに人権・労働慣行◆ 労働災害度数率Web健康経営宣言https://www.kyodoprinting.co.jp/social-environment/employee/index.html#section06社員とともに 当社は、経済産業省と日本健康会議が共同で主催する「健康経営優良法人2019 (ホワイト500)」に認定されました。 従業員やその家族の健康保持と増進が、企業の持続的成長に不可欠であるとの認識のもと、健康に対する意識向上や施策実施などに積極的に取り組んできたことが評価されたものです。 今後も、健康増進を重要な経営課題と位置づけて積極的な取り組みを継続します。健康経営優良法人「ホワイト500」の認定TOPICS※「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。30 共同印刷グループ CSR報告書 2019
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