● 独立役員連絡会 独立社外取締役および独立社外監査役で構成される「独立役員連絡会」を設置しています。当該連絡会のコーディネーターを常勤監査役が務めることで、経営情報の補充と共有を図るとともに、一層のコーポレート・ガバナンス強化に向けた独立社外取締役と監査役の連携体制の強化を推進しています。また、代表取締役や取締役会は、必要に応じて当該連絡会より、経営などに関する各種助言を得ることができる仕組みを整備しています。● 役員報酬 当社の役員報酬制度における報酬政策、報酬体系および具体的な報酬額に関しては、独立社外取締役が過半数を占める指名報酬委員会への諮問事項とし、取締役会はその答申結果を尊重することで、報酬決定手続きの客観性と透明性の向上に努めています。 社外取締役および監査役を除く取締役の報酬については、①固定報酬、②短期の業績変動報酬としての賞与、③中長期の業績連動報酬としての業績連動型株式報酬制度で構成しています。なお、固定報酬および賞与の額は、代表取締役社長が作成した原案を指名報酬委員会で審議し、報酬決定プロセスおよび各取締役への配分金額の適正性に関する当該委員会の確認を経て、取締役会で決定しています。 役員報酬が、毎期の持続的な業績向上に加えて、中長期的な企業価値向上への取り組みを動機づけるインセンティブとなるよう、業績連動比率や株式報酬の割合などは、必要に応じて適宜見直しを行います。● 取締役会の実行評価 当社取締役会は、取締役会の実効性評価を年に1回行っています。評価にあたっては、外部機関を活用して取締役と監査役を対象としたアンケートを実施し、その集計・分析の結果を基に取締役会で議論、意見交換を行って、強みと課題、前年度からの改善状況を確認しています。● 内部統制システム 業務の適正さや有効性を確保するため、「内部統制基本方針」に基づき、「内部統制委員会」を中心に適切な内部統制システムの整備・維持に努めています。 財務報告の信頼性は、金融商品取引法(J-SOX法)に従い、社内評価に基づいて内部統制報告書を作成し、外部監査人による内部統制報告書監査を受けています。リスクマネジメント● リスク管理体制 取締役の監督のもと、各部門がリスクの顕在化を予防するためのマネジメントを日常的に行うとともに、「内部統制委員会」「品質保証委員会」「製品安全委員会」「情報セキュリティ委員会」「環境委員会」など、担当執行役員を中心とした専門委員会が連携し、全社視点での潜在リスクの洗い出しや課題解決に努めています。 不測の事態が発生した場合は「危機管理委員会」が中心となって情報管理・情報共有を図り、関連部門と連携しながら対応にあたります。また、代表的な危機局面における対応フローをまとめた「危機管理マニュアル」を策定し、事業環境の変化などに応じた見直しを随時行いながら有事に備えています。● 事業継続(BCP)体制 当グループでは、「共同印刷グループBCP基本方針」のもと、大規模災害発生時には生命と安全の確保を最優先することはもちろん、製品供給の継続に努めて、お客さまへの責任を果たすとともに、事業を早期に再開・復旧し、経営への影響を最小限にとどめる仕組みの構築を推進しています。「事業継続マネジメントシステム(BCMS/ISO22301)」においてもその認証範囲を広げており、今後もさまざまな取り組みを通じて、お客さまと社会からより一層信頼される体制づくりに努めていきます。Web2018年度当社取締役会の実効性に関する自己評価結果(概要)https://www.kyodoprinting.co.jp/ir_info/stockholder/pdf/KPgovernance_20190628_self-evaluation-result.pdfWeb内部統制基本方針https://www.kyodoprinting.co.jp/ir_info/governance.html#section01BCMS机上訓練24 共同印刷グループ CSR報告書 2019
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