kpcsr2019
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一億総活躍社会を実現する「働き方改革」 日本の生産年齢人口(15~64歳)は、減少の一途をたどっています。長時間労働、正規・非正規雇用の不合理な処遇の差、子育てや介護との両立など、労働生産性の向上を阻む要因は多く存在します。労働力人口確保のためには、働き方の見直しが急務です。 政府は、「一億総活躍社会」実現に向けて「働き方改革」を最重要テーマに掲げています。首相が議長を務める「働き方改革実現会議」を通じ、「働き方改革実行計画」を策定、「働き方改革関連法」を順次施行するなど、企業に対応を求めています。 2018年度からのグループ中期経営計画では、「働き方改革の実行と人材育成プランの充実」を事業戦略の一つに位置づけました。目的は、従業員の満足度向上です。 2018年4月に新設した働き方改革推進室が喫緊の課題として取り組むのが、「人員不足の解消」「残業時間削減」「働きやすい環境の整備」です。働く「人」「時間」「場所」という3つの視点で多様化に取り組む「トモウェル いい顔 アクション」を推進し、一人ひとりがやりがいを持って働き、会社と個人の双方が成長・満足できる「TOMOWEL WORK STYLE」の実現をめざします。「トモウェル いい顔 アクション」で、働きがいのある会社実現へ働き方改革、本格始動。専任部署を設置し、改革を力強く推進TOMOWEL WORK STYLE(出典:平成30年版 高齢社会白書)10000(万人)(年)80006000400020001980859095200005101520253035404550わが国の生産年齢人口の推移2017年以降推計値共同印刷グループ経営安定、企業価値向上、持続的成長社員・家族生活安定、充実、自己実現社会ワークライフバランス働きやすさ・働きがい生産性の向上働く人の多様化多様な人材を受け入れると共に、活躍の場を提供。全社員が意欲を持って働ける会社を実現働く時間の多様化生産性向上による残業時間削減で、ワークライフバランスを実現働く場所の多様化テレワークなどの活用により、働く場所を多様化。また、健康経営の推進により、社員が健康で、生き生きと働ける職場環境を実現・労働時間コンサルタントと協力して 労働時間削減策の実施・勤務制度の多様化 (フレックスタイム制度の見直しなど)・休暇取得促進・モバイルワーク・サテライトオフィス勤務の推進・本社新社屋建設に伴う職場環境改善・「健康経営優良法人(ホワイト500)」認定取得 の要件となる各種制度・施策の実施 (健康増進・生活習慣病予防対策など)・非正規社員の処遇改善・女性、高齢者、障がい者、外国人など 多様な人材の受け入れ・CDP(キャリア・デベロップメント・プラン) の構築主な施策主な施策主な施策働く時間の多様化残業時間の短縮トモウェル いい顔 アクション働く人の多様化人材の補充・定着多様な人材の活用働く場所の多様化仕事環境の整備3つの視点と施策 11

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