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共同印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:藤森康彰)は、上村松篁画伯の生誕120周年を記念し、花鳥画の代表作《白孔雀》の高級複製画を、限定500部のエディションで制作、販売を開始しました。

近代随一の美人画家・上村松園の長男として生まれた松篁は、幼少の頃から花や鳥などを眺めて描くことを好み、その類いまれな観察眼と描写力で、若いうちより注目を集めます。格調高く香り立つ自然美を表現し、常に洗練された新しさを感じさせる作品は多くの人々を魅了し、現代の花鳥画を完成させました。
その上村松篁画伯の代表作であり、1973年の新制作協会展に出品した作品が≪白孔雀≫です。白孔雀の透き通るような羽根の白さ、美しく凛とした表情は、まるで女王のような気品が見られ、鳥を美しく愛らしく描くだけではなく、鳥そのものの生態に興味を持ち、その生命や神秘を描き出そうとした画伯の円熟期の傑作です。
この度、著作権者であるご子息の上村淳之氏の許可のもと、原画所蔵元の山種美術館の監修を受け、共同印刷の独自技法「彩美版®」で繊細な筆遣いや微妙な色調を忠実に再現しました。花鳥画の巨匠、上村松篁の珠玉の作品を、ぜひお手元でお楽しみください。
技法 | 彩美版®シルクスクリーン手刷り |
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限定 | 500部 |
用紙 | 版画用紙 |
額縁 | 木製額銀色仕上げ、アクリル付き(国産) |
画寸 | 天地32cm×左右65cm |
額寸 | 天地52cm×左右83cm×厚さ4.3cm |
重量 | 約3.3kg |
監修 | 上村淳之、山﨑妙子(山種美術館館長) |
解説 | 上村淳之、山﨑妙子(山種美術館館長) |
原画所蔵 | 山種美術館 |
販売価格 | 209,000円(税込) |
※ 当社が独自に開発したセキュリティシールを証明書に貼付しています。スマートフォンなどでフラッシュをたいて撮影すると、作品が共同印刷の発行する真正な複製画であることを判定できます。
<資料>上村松篁(うえむらしょうこう 1902~2001)
1902年美人画の大家・上村松園の長男として京都市に生まれる。1921年第3回帝展にて《閑庭迎秋》が初入選。1928年第9回帝展にて《蓮池群鴦図》が特選となる。1930年京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)研究科を卒業。1948年日本画団体・創造美術の結成に参加。1973年第37回新制作協会展に本作《白孔雀》を発表。1981年日本美術院会員に推挙される。1983年文化功労者として顕彰される。1984年文化勲章を受章。1994年上村松園・松篁・淳之の作品を収蔵する松伯美術館が奈良市に開館。2001年98歳で逝去。
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