強みは、「技術領域の幅広さ」です。書籍や販促物・パッケージなどのいわゆる印刷物にとどまらず、プロモーションやマーケティング支援サービス、印刷技術を核にしながら幅広い事業を手掛けています。
当社の技術領域は6つに大別されます。それらを組み合わせ、応用することで、新しい技術を次々と生み出しています。
共同印刷は1897年（明治30年）に創業し、1932年に民間印刷会社として初めて研究室を設けました。印刷領域を紙の印刷から布や金属まで拡大し、「東洋一の印刷のデパート」と称されるなど、印刷のスペシャリストとして、常に印刷の可能性を追求し、業界を牽引してきました。
その後も、社会のニーズの多様化を背景に、印刷技術をさまざまな分野に広げ、ICカードやRFID（電波を使って物品や人物を自動的に識別する技術）、データプリント、建装材、医薬・産業資材など「印刷」の概念を超えた製品を次々と創出。また、印刷技術と情報加工産業として培ってきたITを組み合わせた新サービスを提供するなど、時代の変化に対応した独自の製品・サービスを次々と展開しています。
こうした当社の事業を可能にしているのが、創業以来積み重ねてきた多岐にわたる「技術力」、営業・製造・技術が一体となった「総合力」、そしてさまざまな能力をもった「人材」です。
今後も、経営理念「印刷事業を核に、生活・文化・情報産業として社会に貢献する」のもと、人々の豊かな生活や文化を創り出すことに貢献していきます。
デジタルメディアの発達によって情報の伝達手段は多様化し、私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。当社は、そのような変化をチャレンジと捉え、「情報系事業」と「生活・産業資材系事業」を柱に、競争力のある製品・サービスを市場に提供しています。
紙の印刷物にとどまらない多様なニーズへ対応し、事業領域の拡大に取り組んでいます。電子書籍をはじめとするデジタルコンテンツの活用、マーケティング・情報分析を駆使したプロモーション、個人情報を扱うデータプリントを核とした業務支援（BPO）サービス、Webソリューション、システム設計、各種アプリケーション開発など、確かな技術に裏打ちされたハイレベルな製品やサービスを提供しています。
国内トップシェアの歯磨き用チューブやラップカートンなどの既存製品、高機能フィルムなどの開発・提案を活発に行っています。例えば、湿気・アウトガス吸収フィルムである「モイストキャッチ®」は、大手医薬品メーカーに採用されたことをきっかけに、機器の劣化防止対策として精密機器メーカーからも注目を集めています。強みを持つ製品のさらなる開発・シェア拡大と、事業領域を拡大する施策に精力的に取り組んでいます。
